2008年06月10日

リスニングとヒアリング?

Hi there,
みなさん、ご訪問ありがとうございます。
オンラインで楽しく英会話、略してオンタノの管理人うろこです。

■ヒアリングとリスニング
hearing と listening はどっちも「聞く」と辞書にありましたが、
違いはなんですか、違うとしたら、どっちの練習が必要ですか、
という質問を戴きましたので、整理してみたいと思います。

日本語の「きく」は、手元の「スーパー大辞林辞書」では
「聞く・聴く」と一つの項目に二つの漢字が乗っていますが

一般的な聞く(意識しなくても耳に入ってくる)もの、
BGMや雑音なんかは hear ですね。

聞くという意思はなく、勝手に耳に入ってくる、
中身を気に留めず聞き流す、受身な感じが hear です。

英語だと、聴覚テストが hearing test、
補聴器なんかが hearing aid と呼ばれて
耳の機能として聞こえるかどうか、が hear の核になります。

一方、聴く(注意を払って聞く・傾聴する)のは listen です。
音楽の旋律の美しさに身を任せるとか、
相手の話を注意を払って傾聴する、
自分で聞こうという意思を働かせ、
積極的に、わかろうとして聴く感じが listen、です。

こんな会話例が分かりやすいでしょうか。

ぼうや 'Mom! Mom!' (ママ!ママ!)
ママさん 'Yes honey, I hear you.' (は〜いぼうや、聞こえているわよ(声は聞こえているわよ)

ぼうや 'Mom! Listen!' (ママ!聴いて!(ちゃんと注意を払って聴いて))
ママさん 'You have to wait. I'm talking to your father.' (待っててね、あなたのパパと話し中なんだから)


■これを英会話の練習に当てはめて考えてみますと

というわけで、厳密にいうと、
hear を使った英語聞き取り練習は、
自分から積極的に聴く気がないんだから
練習にゃあ、なんねっぺや(どこの方言?)ということになるんですが

英語をシャワーのように大量に聞く、
ひたすらただ聞き流す、という方法は、
hearing を使った手法ですね。

意識はしていなくても、音は脳みそに届いているので、
耳が慣れるのを待つという感じでしょうか。
受身の練習方法、とも言えますね。

一方で、聞こえてきた音を紙に書き取ったり、
テレビやDVDを見て内容を理解しようとがんばったり、
一緒に声を出すために音を分析してみたり、
音に集中する方法が、listening になります。
聴くぞ!と集中しているので、攻めの練習方法、ですね。

↑これは長い間集中すると疲労困憊してしまうので、
続きにくい、イヤになりやすい、というのも否めませんが
早く効果が表われるのはこちらの練習方法と思います。


■私のお奨めは、良いトコ取り、です。
まんず、listening 方式で
攻めの練習をします。

短い文、短いセリフを選んで、
「おりゃーっ!聞き取ってやろうじゃないの!」
と、音に対して積極的な態度で、listening をします。

気合です。突撃です。
持ちなさいと言われてイヤイヤ持つ空き瓶よりも、
美味しそうッ!と思うスイカの方が100倍軽い!ってヤツです。

…で、なんの話しをしてましたっけか。

そうだ。
で、コレを続けていきますと青ざめるほど疲れることがあります。
それに、忙しい毎日の中では、
どーーーーしてもやる気が起きないという日もありましょう。

そういうときに、hearing 方式の練習を使います。
listening に比べて時間がかかる方法なのは否めませんが、
hearing した音は、脳みそに届いています。(整理されずに保管されているだけ)

普段、攻めの listening 練習を続けている人は、
受身の hearing をして、何かを聞き流している時でも、
単語や会話が、ポンと耳に飛び込んでくる経験ができるはずです。

あ、この音は、こないだ一生懸命聞き取り練習した単語だ♪と
知ってるよー、この単語!みたいな、
どことなく、懐かしく感じることも。

それから逆のボーナスもありまして、
聞き流し hearing 練習の中から、
脳みそが音をキャッチしてとっておいてくれることもあるので

攻めの listening 練習の時に、
「あれ?どーっかで聞いたことがあるなコリャ。どこだったかな」
という体験ができます。
やるじゃん、脳みそ。ってやつです。
synapse.jpg

こういう体験をすると、また、俄然やる気が戻ってくるはず…
ですから、脳みそのシナプス同士が手に手をとりあうまで、
自分のペースと好みで「集中」と「聞き流し」を使い分けつつ
とにかく「イヤにならないで続ける」のが、
結局は、変らぬ基本ということでしょうか。


■ちょっとした落とし穴に要注意

こういう練習を続けているうちに
「聞こえない音の存在」に気づくことがあります。

英語のスクリプトを見ても、
どうしても、耳から聞こえてくる音と合致しない。
ウッソー、発音しているとは思えないヨー、という言葉があります。
実際、端折ったりくっつけたり違う音になったりする音はありますからね。

ここで、
「上達?それどころか!聞こえない音が増えた!
 これじゃー、いつまでたっても、上達しないんじゃない?」
と思うことがあるかもしれません。これが落とし穴です。

でも実は、「聞こえてこない音」の存在に気づくのは
今までゴチャっとした一つのカタマリ音が、砕けてきた証拠なんです。

ですから「順調に上達してるんだな」と思って、その落とし穴は
たとえ落ちても、ヨッコラセ、と這い上がって、楽しみましょう♪

ああぁああぁまた長くなってしまった…

今日も最後までお付き合いくださってありがとうございました♪
これからも、オンラインで楽しく英会話・オンタノで、楽しく英語とお付き合いいただければウデチーです♪

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↑みなみなさま、感謝、感謝の大感謝連続でございまっす!奇跡のような日々でございまっす☆
ありがとう 言わせてくれて ありがとう うろこ川柳
みなさんの毎日に嬉しいことがたくさんたくさんありますように。hug!(いらないって?ニャハー)
posted by うろこ on 2008/06/10 | Comment(12) | TrackBack(0) | 楽しい英会話マスター方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
とても参考になります!
聞こえない音が聞こえてきた事は順調に上達してきた証拠なんですね♪(イラっとしちゃいけませんね(*/∇\*)ウフ)
こういう壁を一つ一つ乗り越えていくと夢に近づいていくんですよね、きっと♪
がんばらなくちゃ!

Posted by ひー at 2008年06月10日 17:28
これって大事なポイントですよね。リスニング力の強化には多聴(聞き流し)と精聴(聞き取り)のバランスが大事ってことですよね。

よくある「聞き流すだけでみるみる上達」って教材は、精聴の必要性を無視しているようで いただけないなーと思います。

個人的には最初は多聴と精聴を8:2くらいにして、だんだん苦痛でない程度に、精聴の割合を上げていくって方法がよいような気がしています。
Posted by けん at 2008年06月10日 18:16
こんばんわ、未来です。
ブログへの訪問・コメントありがとうございます(^○^)

今日でブログはお休みしてしまいますが、
帰国して再開した時はよろしくお願いします(^^)v
Posted by ★未来★ at 2008年06月11日 01:11
 うろこさんは、とっても親しみやすい文章を書きながら、いつも本筋のことを的確に書かれていて、本当にすごいなあと感心しています。
 本日もブログランキングはダントツの1位ですが、この人気も当然ですね。
Posted by ASAKAYUTAKA at 2008年06月11日 02:55
ひーさんおはようございます♪
いらっとする気持ち、良くわかりますよー☆
おっしゃるとおり、その壁の次にはもうちょっと見晴らしの良い場所が待っていますから、一枚ずつ乗り越えて(ぶち破っても、くぐっても可)まいりましょう♪応援してマス!
Posted by うろこ at 2008年06月11日 04:42
けんさぁん、ありがとうございまぁす!
うおー、多聴と精聴という表現がありましたか!有難い…!こういう語句が頭にないので文章がやたらめったら長くなるんです(号泣)。
ところで多聴と精聴の割合、大切ですよね。「苦痛にならない程度」は、本当に大事なつぼだと思います。また、コメントで気づきを戴いてしまった・ありがとうございます!
Posted by うろこ at 2008年06月11日 04:48
★未来★ さん、こんにちは。
ようこそお越しくださいました♪
★未来★ さんの旅が、楽しいものになりますように!
また遊びに行かせていただきマス!
Posted by うろこ at 2008年06月11日 04:49
ASAKAYUTAKA さん、ありがとうございます!
なんとも有難く暖かいコメントを戴きまして、身をよじるほど喜んでおりマッス!!嬉しい☆元気百倍な気持ちデス。ありがとうございまーっす!!
Posted by うろこ at 2008年06月11日 04:56
うろこさん

こんにちは。

>「聞こえてこない音」の存在に気づくのは今までゴチャっとした一つのカタマリ音が、砕けてきた証拠なんです。

なるほど!
そうなんですね。
地道に訓練を続けていくしかないですね。

シナプスの絵、かわいいです。
もう少し、という感じですね。

とにかく応援(*^-^*)
Posted by Q太郎 at 2008年06月11日 07:16
Q太郎 さん、いつもありがとうございます♪
シナプスの絵、この、も、も、もうちょっと…!の感じを、わかってくださってありがとうございますー☆
嬉しいデス!
Posted by うろこ at 2008年06月11日 14:54
リスニングということばもすっかり定着しましたね。聞こえてくる音や伝えられている内容に積極的に働きかけて聴く listening の側面が強調されるようになってきたのはとてもよいことだと思います。
Posted by Mr.IKEMURA at 2010年08月29日 14:58
■Mr.IKEMURA さ〜ん♪
はじめまして、ようこそお越しくださいました!
そうですね、この記事を書いて2年になりますが、その間にリスニングということばもどんどん定着率が上がったようですね!
一生懸命聴けば聴くほどに、
Mr.IKEMURAさんのおっしゃるとおり『経験による記憶』に近くなりますもんね。
Mr.IKEMURAさんのゲームによる英単語、楽しそうです♪
最近、Flash は消してパソコンを使っているのですが、インターネットの速度とマシンのスペックがある方ならば夢中になれそうな感じですね♪
Posted by うろこ at 2010年08月29日 15:47
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