2008年06月26日

読者様からの公開質問・I am lucky と、I am a lucky person、a の使い方

Hi there,
みなさん、ご訪問ありがとうございます。
オンラインで楽しく英会話、略してオンタノの管理人うろこです。

さて、今日は、有難きかなオンタノ読者様からの質問です。
ご本人にご承諾いただいたので、オンタノで取り上げてみたいと思います。

英会話のレッスンに通うことにしたのだけれど
自己紹介をするとき、a が必要なのか困っています。
たとえば、I am lucky. と、I am a lucky person. って、
どうして a が入ったり入らなかったりするのですか?
参考書を読みましたが、用語が難しくてわかりませんでした。

…とのこと。
A さん、ありがとうございまッす♪

たしかに文法本というのは、
可算名詞だの不可算名詞だの風林火山だの(←?)
疾如風、徐如林、侵掠如火、不動如山…戦国時代の歴史が好きな野蛮人です

もとい。
そもそも「説明をする言葉自体」がヤヤコシイ本が多いですよね。
まあ、文法用語はカテゴリー分けに便利なのだな、と言うことで置いといて、中身を見て行きましょう。

■ここで覚えておきたいことは…
英語というのは、数に大らかな日本語と違って、
「数えられるものは意地でも数える」言語である、ということであります。

これはもう、観念の違いでありまして、
英語を母国語にする人たちの頭の中では、
「名詞に正しい冠詞(aとか)をつける」、という発想ではなくて、

文を考える思考回路の中で、
単体で表せるカテゴリーのことを話題にするのか、
きりがなく広がりのあるモヤモヤしたものを話すのか、
という概念を決めるが先に来て、(←つまり、この時点で自動的に冠詞が決まり)

その概念が決まってから、名詞を選ぶ…
ということが繰り広げられているんだそうですよ。

なので、会話のなかで相手が言ったことが聞こえなかったときとか、
にわかには信じられないようなことを言ったとき、
"A what?" なんて聞き返し方をするんです。

例)
A: "I saw a dragon." (ドラゴン一匹みちゃった)
B: "A what?" ({一つの}ナニを?)

これ、私たちが勉強・練習していることと、全く逆です。

相棒に「これって、a つく?」系の質問をすると、
いきなり長々と、こんな感じの概念の説明に入りまして、
私はすぐに電池の切れたロボコンになるのですが

和文英訳の校正をやっているネイティブ英語スピーカさんも、
同じように言うので、とにかく、
「英語と言うのは、数にこだわる言語なやっちゃ」という感じです。
なにせ、もやーんとしたものには、some とか any という単語までできちゃって、
もう、ほんっとに意地でも「数」にこだわるんですよ。
(詳しくは:http://easykaiwa.seesaa.net/article/146874166.html 『some と any の使い分け』


だいたいですね、私のニラミではですね、
欧米はことばを発達させているころに狩猟文化が長かったので、
生存をかけた獲物の「数」にこだわっていた期間も長く、(しかも個体が数えられ)
CapD20080625_4.jpg


日本人は早くから農耕文化だったので、
穀物みたいな、「数?それどころか!」な収穫を分け合ってきたユエに
数に対しておおらかなのではないか、
CapD20080625_5.jpg

と、思うのです!ドンドン!(机を叩く)
↑一人納得・満足

果てしなくハナシが遠くに行ってしまいました…

で、…ってなことはさておいて、
今はどうすりゃいいんですか!という A さんのお顔が浮かんで着ましたので(ごめんちゃい)、
今回の質問に対しては、こんな風に考えてみてください。

■ I am lucky. 
ボク、ツイテル♪ 
この、ツイテルっていう感覚は数えられませんよね。

CapD20080625_1.jpg

ツイテル感じは、
シアワセー、なんてことも思っているわけで
もやもやで数えられません。

ですから、数を表す言葉はいれず、
I am lucky.
You are lucky.
He is lucky.
We are lucky.
…という言い方になります。


一方で…

■ I am a lucky person.
ワタシは「ツイテル人」なのよ。
この、「ツイテル人」は、数えることができますね。


CapD20080625_2.jpg


形として数えられるものは、意地でも数えるので
I am a lucky person.
You are a lucky person.
He is a lucky person.
We are lucky people.
といった感じになります。


というわけでありまして、まとめると、
「私って、こういう感じなのよ」。
と、「感じ」を説明するときは
数を表す表現は入らず、

「私って、こういう感じの『人』なのよ」
と、数えられる人間単位を入れるなら、
「数えられるものは意地でも数える」ルールにて、
a を入れる(たり複数形にする)といったところでしょうか。

CapD20080625_3.jpg
(ご参考までに)

■最後に
でも、英会話教室に通い始められたころなら、
一番大事なのは、a が頭にちらついて迷ったとしても、
どんどん口に出しちゃうことを心がけてくださいませね。

私の経験からすると、
間違えないように練習をしてもスッカリ忘れることは多く、

声に出した言い方が間違えていて、
そこをセンセイ等に訂正してもらった方が、早く身につく…
という「事実」もあるんですよ、これがまた。

会話練習は相手のあることでして、
テストではありませんし、

はじめのうちは特に、
正しいか正しくないかに縛られて声が出ないのは相手も自分もつらいですから、

ぜひぜひ、
コミュニケーションが取れるか取れないか、に、
重きを置いてくださいますように。

そうやって声をだすのに慣れながら、
頭のなかで自分がこれから話題にしていくものが
ハッキリと一個一個に区切られる物体か、
もや〜んとしたもの(状態とか、フィーリングとか、液体とか)なのか、
と、考えていく「癖」もつけていければ良いかと思います。

では、Good luck!!

【参考】"冠詞"の感覚を掴んでみる・今日は the について

今日も最後までお付き合いくださってありがとうございました♪
オンラインで楽しく英会話・オンタノで、楽しく英語とお付き合いいただければウデチーです♪

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posted by うろこ on 2008/06/26 | Comment(17) | TrackBack(0) | 喋るための英文法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>欧米は狩猟文化が長かったので、

おー、深い読み。
昔、同じ会社の人の英語を添削することがあったのですが、よく a とか the が落ちていて、それを添削すると、細かいねーーと言われたことを思い出しました。まー、通じるんだけどね。英語に慣れると、やっぱり「何か気持ち悪い」って感じるんですよね。

そういえばアフリカで、「1,2,3、いっぱい」って数え方をする部族がいるって話を聞いたことがあるような...
Posted by けん at 2008年06月26日 19:07
>日本は早くから農耕民族だったので、
数に対しておおらかなのではないか

なるほど、納得☆私も机を叩いちゃいましたよ〜w。うろこさんの深い洞察力に、まさに「目からウロコ」でした!

私も冠詞ってとっても苦手です。特にcountableとuncountableなんてメチャクチャです〜★それは農耕民族だったから・・・ですよね!でも、うろこさんがおっしゃる通り、間違いを恐れず、英語を話していきたいと思います。多少冠詞がなくとも、通じますもんね♪
今日もとっても勉強になりました(^-^)☆

あ、うろこさんの他のブログにも拝見しました!ダンナサマは機関長さんなんですね♪ハワイでの挙式も素敵☆☆☆海外生活の様子、これらかも楽しみにしていまーす!
もしよかったらリンク貼らせてくださ〜い♪
Posted by cappuccino at 2008年06月26日 19:16
>欧米は狩猟文化が長かったので、
生存をかけて獲物の数にこだわっていた期間も長く、

このくだり唸りましたよ!なるほど!!
Aをつけるべきかどうか・・・それともTheか??悩む時がよくあります(+_+)
勉強になりました!また遊びにきますね。
Posted by bilby at 2008年06月26日 22:43
こんにちは。

>その概念が決まってから、名詞を選ぶ…

ええー、そうなんですね。
驚きました。

数にこだわる狩猟民族。
なるほど・・・と思いました。

それにしても、かわいいイラストですね。
何かソフトを使って描かれるのですか?

とにかく応援(*^-^*)
Posted by Q太郎 at 2008年06月27日 07:07
そうそう!!!!!
『a』とかって、よく使われてるのをみるわりに、自分が使おうと思うと『つけるの?つけないの?』と迷っちゃって、しまいには『エイ!面倒だから適当につけちゃえ!』みたいな?…そんな時もありました(T┰T )ヒドイデショ…
最近ほんの少しだけ(?)わかってきた気はしてましたが、うろこさんの話を聞いてますます理解できました♪ありがとうございますヽ(´▽`)/
今基礎文法のやり直し勉強で、ちょうど数えられる名詞の可算名詞、数えられない名詞の不可算名詞がでてきたんですが、やはりここの勉強で『英語は、ものすごく数を気にする言語です』と書いてありました。
『数なんて気にせず話しましょうよ(;・∀・)』と言ってしまいたい所ですが…そうはいきませんものね(;´∀`)
何度も何度も繰り返し練習して、口と脳に叩き込んでいくしかないな〜なんて思っておりますヽ(´ー`)ノガンバルゾー
Posted by ひー at 2008年06月27日 08:19
未だに夫によく注意されるのは、この「a」が抜けるということです(^^;)
うろこさんはもう「a」も「the」も抜かすことなくパーフェクトにしゃべられます?
私は日本人の数を重視しない文化が根付いているのか中々改善できないです(>_<)
Posted by harihari at 2008年06月27日 12:15
すごーく分かりやすい説明でした。
英米人が冠詞先付け→名詞を選択、という
思考概念だということを知ってそうかー
と納得です。
まさに語順で英作していくわけですね。
私はさっきも「えーとこの名詞はうーん
単数形で母音で、、、そうかanだな」と
英作文やっていました orz

こう考えると、英語勉強するときに日本語
を介すると問題が出てくることも多いかも
ですね。。。概念が違うわけだから。
私にとって英語で考えるという道は果てしなく遠すぎますが 汗
Posted by applestyle at 2008年06月27日 12:25
けんさーん♪ありがとうございまっす☆
すぐ時代を駆け巡ってしまう私です…ってなことはさておき、言語の違いって、本当に「感覚」の違いなんですよねぇ。
英文校正を見てあげて「細かいな」では切ないですけど、まさしく、言語と感覚の違いがバッチリ出ている会話ですね!
1,2,3イッパイ、は可愛い…。すごく良いッ(でも生活キビシそうな?!)
Posted by うろこ at 2008年06月27日 12:51
cappuccino さん、どうもー♪
あ!ありがとうございます、私の他の執筆サイトも見てくださったのですねー!ありがとうございますー♪
&リンクしてくださるんですか!嬉しい!ぜひぜひ、こちらからもリンクを張らせてください!(←張っちゃいました、事後承諾ごめんなさい)
ありがとうございまーっす♪どんどん目から私を落としてくださいマセ!(ニックネームのつけ方を微妙に間違えた感アリ…(恥))
Posted by うろこ at 2008年06月27日 12:55
bilbyさん、お越しいただきましてありがとうございまっす♪
狩猟民族論(勝手に命名)に唸っていただけたとは、シアワセでございまっす!こういう、時代を駆け巡る話しをすると、いつも鼻先で笑われる日々であります(恥)←懲りないんですけど
bilbyさん、十分睡眠とれましたように…♪
Posted by うろこ at 2008年06月27日 13:04
Q太郎さん、いつもありがとうございまーっす♪
そうなんですよ、私たちが習っているのとは、そもそもの概念が違うんだそうです。道理で勉強しにくいというか、キリがないわけですよね…。
イラストは、自分で描くときはウィンドウズにくっついているペイントを使い、凝っているやつは、http://www.sxc.hu/index.phtml
の中の、Standard restrictions(個人運営のblog とかで使うのはOKのもの)を使っています♪イッパイあるんですよー☆
Posted by うろこ at 2008年06月27日 13:10
ひーさん、随分文法の復習も進んでおられるようですね!ブラボゥ☆
最初は多少の間違いには「エイヤッ」と目を閉じ、声を出してコミュニケーションをとるのが一番大事ですが、
「数にうるさい言語なのね」と頭の片隅に入れておくと、後々、たくさん喋るようになったとき軌道修正しやすいのであります☆
永遠に冠詞は無視して喋る!というポリシーのツワモノもおられますけど(実際、それで通じるので)、できれば、急がず優雅に上達の道を目指し続けたいものですね♪
Posted by うろこ at 2008年06月27日 13:15
ひーさん、ありがとうございます♪
↑お礼を書き忘れた非礼をお許しくださいまし!
Posted by うろこ at 2008年06月27日 13:16
harihari さーん、お越しいただきましてありがとうございます♪
'a' 'the' は未だに時々「抜けたよ」と突っ込まれる危険地帯であります。
特に話し言葉だと、多少間違えても通じちゃうので、余計気をつけないと…
この狩猟民族!ケチ!などと叫びつつ、民族の壁をよじ登り中(?)
Posted by うろこ at 2008年06月27日 13:27
applestyleさん、いつもありがとうございます♪
>英語勉強するときに日本語を介すると問題が出てくることも多いかも
↑まさに、おっしゃる通りだと思います。
applestyleさんが日本語で解説された文法本に違和感を感じ始められたように、「感覚の違い」というのは避けて通れませんものね。
そう考えると、applestyleさんが実践されている直読ってすごく効率の良いやり方ですよね!
Posted by うろこ at 2008年06月27日 13:34
 うろこさん、英語を自由に使いこなせるだけでなく、かなり勉強されていますね。
 冠詞の付き方についてうろこさんと同じことをマークピーターセンさんが本にお書きになっていらっしゃいましたし、農耕民族・狩猟民族説も学問の世界で論じられている話ですよね。
 私は頭でっかちな理論好き人間ですので、説明も長く難しくなってしまうのですが、うろこさんの説明は鮮やかです。さすがです。
Posted by ASAKA.YUTAKA at 2008年06月28日 14:12
ASAKA.YUTAKA さん、ありがとうございます!んまっ!!!(←感激中)嬉しいです!!
農耕民族・狩猟民族説は、しつこく騒いでいたことなので、感激でございます!
しかし詳しい議論を知らないので、ぜひ一度ゆっくりレクチャーを受けさせていただきたいデス!
Posted by うろこ at 2008年06月28日 18:20
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