みなさま、ご訪問ありがとうございます。
オンラインで楽しく英会話上達、略してオンタノの管理人うろこ、こと、水砂子です。
しばしご無沙汰しました!が、雨にも風邪にも負けぬ丈夫な体を持っているので(脳はさておき)再開しますっ。
■読者様からの質問・will と going to の使い分けについて
さて、お時間がかかっておりますが、
今日はアンケートにご協力いただいた読者様からのお返事の続きです。
> will と going to の使い分けがしょっちゅうわからなくなります。
> 未来形について、よくわかりません。going to, will, どうして使うのか。進行形も使いますよね?
大変お待たせいたしました。
ここは、それぞれの単語やフレーズが持つ「ニュアンス」を理解しておくと、
「まずこういう法則があるのだから、許されるであろう言い方は…」という方式から、
「私はこう表現したいから、この言い方を使う」と、自ら選べるようになって俄然楽しくなっていきますので、
まずはぐっと楽〜な視点でそれぞれのニュアンスを見て行きましょう。
ただし、付加疑問文とか否定疑問文の答え方などと違って、クリアな境界線がない場合も多いですし、
また、意図したとおりに使えなかったからと言って誤解には発展しませんから、まずはリラックスなさってくださいね!
なんてったって、そのための会話です。(話をし、話を聞き、理解を深めていく、という)
一方的にプレゼンするわけでも、印刷ブツを作るわけでもありませんので、そこは忘れずに参りましょう。
■「推測」について話すときの will と going to の使い分け
■will vs going to の基本

will の核になっているのは、「根拠の軽さ」です。つまり話し手の意思次第。
もちろん will は活躍範囲の広い単語ですから話し手の「推測」にも使われますし、
「意思を表すとき」にも「単なる情報提供」にも使われます。
でも、いつでも根底に流れているのが、
「証拠とか兆候とか根拠の存在が、それほど気にされていない図」です。自分がそう思うんだもーん♪
ですから、「たった今決めた!」の意思表示とか、単なる情報提供には
will が持つ、相手を納得させるだけの「兆候」とか「根拠」を必用としない軽さが好まれて使われます。

これに対して、going to は、
「先のこととは言え、ある程度現実感があることを話している」…これが核になります。
こんなことから「(あらかじめ決めていたことを)これからやるつもり」などの表現では、好んで使われます。
去年作ったものですが、まずはコチラをちょっぴり参考になさってみてください。

(クリックすると別ウィンドウで開きます)(PDFファイルです)
■推測・確信の will
では今日は、よく使う「推測」をするときの話で見てみましょう。
ここでちょっと注意しておきたいのが、本人が推測したことを話すとき
日本人の感覚とはとちょっぴり、話し手の確信の持ち方が違う、ということです。
日本語ネイティブの私たちは、
何かこれから起きるであろうことを推測して話すときには
「これこれこういう状況だから、こういう予測がなされる」
というのが、普段から何気なく考える順番ですよね。
そうじゃなきゃ確信なんかもてませんよ、いい加減なことを言わせんでくれよキミッ!みたいな。
でも、この推測の will を使っている人には、
周りと共有できるさしたる根拠の有無は大した問題ではなく、
本人が思うことに確信があるのが重要なのです。
「自分がこう思うから」というのが立派な根拠といいましょうか。
おや、そんなことを書いていたら、自信満ッ々に、ぜーッんぜん違う情報を教えてくれるサモアンの銀行員を思い出してしまひまひたよ。自信満々にぜんっぜん違うことを教えてくれる人は英語圏には多い。日本人の返事は信用できますが「(知っているんだけれど100%の自信がないから)知りません」の返事をもらうことも多いかも。…というのはさておき、
英語圏の人の推測にはこういう感覚もある、ということを頭の片隅に抑えておくと、言葉のニュアンスをつかみやすくなっていきます。
さて、この「根拠とか兆候は軽く見ている will 」の性質から、
「会話相手と共有できる根拠がしっかりしていること」
「その出来事が起きる兆候がすでに見えていること」について話をするときは、
will ちゃんは、原則的にはベンチに引っ込みがちです。推測話で出てくる will ちゃんは自信ははあるものの、根拠だとかなんだとか、重たい話になると逃げちゃうというかんじでしょうか。
■推測・根拠や兆候の going to
そこでナニが出てくるか、というと、
根拠とか兆候が先に来るニュアンスを持つ、going to を使う表現方法です。
going to は、現実になる兆候があるなど、会話相手と共有できる根拠を持って「(〜こういう根拠があるから)〜になると思う」というニュアンスがあります。
going to 君の方は、考え方の順番として「(口には出さないけれど、こんな情報や状況からして)こんな風になるだろうなあ」と日本語で話すときの感覚と近い感じですね。
では、説明はこのアタリにして、例文で見て行きましょう。
(お天気の話で)
It'll be rain tomorrow.
この表現には、明日雨になる根拠がこれだけあるぞう、というニュアンスはありません。
単なる情報提供をしているのか、もしくは、話し手がふと思ったことを口にした、という感じ。
では、次…
It's going to be rain tomorrow.
(口語では It's gonna be rain tomorrow.)
こちらは、空模様とか天気予報の状況から推測しているんだな、というニュアンスになります。
兆候とか根拠の欲しい going to 君 vs 根拠が前面に出てくるとタジタジの will コンビですから、
Look at the dark sky. とかいう出だしで話が始まったらもう、
根拠があるっ!僕の出番だーとばかり、It's going to be rain soon.
と言う感じでウキウキと going to の続くことが多いです。
…もう少し例を見てみましょう。
これは、「意思」が一番ハッキリしてくるプロポーズ。
Will you marry me? 相手の意思を聞いている、という感じバッチリです。
Yes, I will. これも、いろんな根拠とかでなく、自分の意思。
そして、結婚を申し込まれて、今自分の意思で決めた、というロマンチックな響きです。
根拠で決められたら男性がサミシーッ!し、
前から決めてた、と言うなんてことは女性のプライドが許しませんっ。
(アメリカでは、結婚式は女性のドリィ〜ムウェディング、
プロポーズは男性のドリィ〜ムプロポーズ、という感じで分担されています。
このプロポーズ、凝る人はすっごく凝るので、凝りすぎてコケる人も多いという…閑話休題)
■実現度・確実度があがるにつれて…
さて、さらに進んで、もっと現実感が増していることを話すときには、
進行形 の 〜ing を使って、これからのことを表現することもできます。

進行形を使って予定を話すときは、その予定の確定度がすごく高い、というニュアンスがあります。
これも例文で見てみましょう。
I'm visiting Spain.
というと、スペインに行く準備もそれに向かって進んでいる、という感じです。
聞き手の「そうか、その予定は実現する度が高いんだね」の印象がググっと上がる表現になります。
これを、
I'm going to visit Spain. というと、
行く予定なんだよね。という感じで、
さっきの例文よりも、実現するんだなあ、という実感が下がる感じです。
My sister is having a baby.
もう、妹さんかお姉さんが出産間近という感じ。
My sister is going to have a baby.
こう言うと、妹さんかお姉さんは既におめでただと知っている人同士の間で話題にしている、という感じです。
■(現在形)
さらに確定度が増して、変更されることはもはやない、と思われることに関しては、
予定のこととして、こんな風に表現することもできます。
The sun rises 7:51 tomorrow. (これ、ウチのあたり。この時期の日の出は遅いンです・寂)
What time does the bus arrive in Seattle?
上の二つは、カレンダーとか日照時間やバスのタイムテーブルに印刷されているようなことを言っている感じですね。
予定や推測を話すときには、こんな感じで will, going to, 進行形、現在形が使われますが、これはクッキリ決まった区切りというよりも、それぞれの表現が持つ核のイメージを使うと、自分が表現したいところを強調できる、というスパイスみたいな感じです。
参考:Michel Swan Practical English Usage, Bridge TEFL Grammar Adviser
今回も最後までお付き合いくださってありがとうございました♪
皆様の毎日に嬉しいことがたくさんありますように♪
パートナー様と少しはゆっくり過ごされたでしょうか?(無理?)
will と going to、会話中「あれ?」ってなりますが、とても勉強になりました!ありがとうございます。
ダーリンがお帰りだったのですね〜♪そして、インフルとは・・・(T_T)一人のときに高熱が出るとたいへんですよね。。。栄養のあるものをたくさん食べて、体力つけてくださいね〜。
willは意思を表す、ってことは知ってますたが、going to は根拠・事実なんですね!
ありがとうございますた!
えぐえぐえぐ(嬉し泣き)優しいお言葉ありがとうございますっ!
印籠退散のバルサンが欲しい今日この頃だったりして(^^; 彼らは牧場に囲まれた内陸の人のせいか、肉信仰=漁業は環境破壊=漁船嫌い=息子が船乗りなのは魚好き日本人の私のせい、と思考回路が暴走されてしまうんですよね。A LA BA LA M BA BA LA BA LA♪(壊れてま〜す)家族愛というのはせつないものです、ほんと。彼らに幸多かれ&私に睡眠を〜
■ペンギン村のペンちゃんさ〜ん♪
ご訪問ありがとうございまーっす!たいてい体調を崩すのは一人の時なのですけど、イグアスの滝(やめんかっ)だったり悪夢で悲鳴をあげたりうるさいので、それはそれで上手くできているのかな?なんて思ったり(^^; でもでも、健康が一番ですね!
going to の go to が、結果としてこれから起きることに向かっていく、というイメージを含んでいるので、推測で使うと根拠があるとか、兆候があるとか、前から決めていたとか、そういうニュアンスなんですね〜(^^)
■管理人コメント
このブログや記事とは関係のないコメントを一件削除させていただきました。(9000サイト以上に同文投稿だったので、削除の判断をしました)
今回もわかりやすい説明ありがとうございました♪行き当たりばったり&テキトーな私はWill発言が多いような気がしないでもない・・・(笑)
ハイー♪ありがとうございまーっす!元気になるまでパソコンの前に戻れないので、もうバッチリっす!!ニンニキニーン♪
なるほど、やっぱり慣れのパワーって、なんでもすごいものですよね〜。
にゃはは、私も will 仲間でございます〜。根拠?それどころか!みたいなことが多くてちと反省…
kazraaschさんのキレイなカクテルを見て、私も何か…と思ったんですが、ワインとビール以外は特別なライセンスがいるらしくて、高速で40分行かないと酒屋がないことを発見・あぁあぁあぁ田舎です〜〜〜。(2年以上暮らしてまだ驚くことがいっぱい)
楽しい時を過ごされてたようで、良かったです。
インフルエンザは大変でしたね。
でも、元気になられて良かったです。
今回も、丁寧な説明をありがとうございます。
うろこさんの、イラストかわいいです(*^^)v
こういう感じで絵付だと、脳にくっきりと残ります。
ありがと〜ヽ(^o^)丿
高熱出ると体中痛いし頭は爆発しそうになるし、大変ですよね。
今日のお題、今私が文法書広げて一生懸命理解しようと四苦八苦してることです!なんていいタイミングなんでしょ〜♪
でもね、何回読んでも本の説明だけだとわかったような気になっても、翌日になるとまたごちゃごちゃになってるんですよね。
うろこさんの図入り説明でだいぶん頭の中も整理できました。
それにイラストかわいい〜
あらら。(゚o゚;風邪を引かれてたんですね。
でも、今はもう元気になったようで、良かったです。ヽ(^o^)ノ
ホント、今年の風邪はしつこいですから…。(T.T)クション!
それで、早速のこの力作記事。
うろこさんて、やっぱりスゴい!w(゚o゜)w ワォー!
>■推測・確信の will
willには、強い意志(the power of the mind to make decisions and act in accordance with them)という意味がありながら、実際には弱い意志で使われるというのは面白いですね。(^^)
そうそう、私の辞書には、willの意味が以下のように書かれてます。
>たった今〜しようと決めた、〜するつもりである
この訳、分かりやすいですよね。(^^)v
うろこさんもインフルエンザだったんですね…お互いお疲れ様です。泣
うろこさんの解説はサイコーにわかりやすくて大好きです★★
will と be going to の用法は、中学生の時に習ったハズなのに
イマイチ理解できてないと、改めて実感ですね〜!
私も文法をキチっと勉強して(うろこさんの解説読んで★)
英語ペラペラになりたいもんですー!
お返事遅くなりました〜。相棒殿は実家からのもはや「攻撃」に(何しろ15年くらい行方不明状態の人だったので、無理もないんですけれどね)四苦八苦していましたが、山はいいなぁ〜を連発していたので、楽しんでくれたようです〜(^^)
イラストを描くのはドエライ時間がかかるのですが、楽しくてダイスキなので、そう言ってもらえるとすごくうれしいです!いつもありがとうございまーっす!!(^^)
■マーズさ〜ん♪
お見舞いのお言葉、ありがとうございまーす!そうなんですよ、なんだかしばらくは古びたロボットになったようでンギギギ〜ッガッシャン、ゴッション、という感じの動きでした(TT)特に階段が苦しかった…でも、ようやく復活です〜♪
ああ、バッチリなタイミングでお届けできたようで何よりです!
私自身、図で理解しないと自分で使えない、という面倒な思考回路なのですが、それがお役に立てたようでよかったです〜!イラストも褒めてもらえてうれしい!またがんばろう!という気持ちをありがとうございまーっす(^^)ニンニキニキニキニンニンニン♪(西へ向かってしまう〜)
■Super源さ〜ん♪
わーい、コメントありがとうございまーっす!ご心配おかけしました〜。
滅多に風邪を引かない分、なんだかドタバタしてしまいました(って、それはいつもなんですけど…)
Super源さんの辞書、意思表示で使う will の訳文すてきですね!
I が前に着くと、いきなりゴゴゴと燃えるように意思が強くなる、という性質ってことが素敵に表われていますね〜(^^)
イラストを描くときは、丸を描くだけでも必死になるので、とてもそこにダジャレをまぜるなんてことができないことを悟ったうろこでした。Super源さんって、すご〜〜い!!
■まぐちゃ〜ん♪
まぐちゃんも復活ですね、よかった!ほんと、お疲れ様です(TT)体力消耗しますよね〜。どういう生命体なんだウィルスってのはまったく…と、話がどんどんズレていきますが、お互い栄養をとって乗り切りましょう〜♪
まああぁああぁ、うれしいお言葉を!ありがとうございます(TT)
私も学校で習ったことは「うーん聞いたことがあるような、ないような」のレベルでしか覚えていないので、大人になって興味を持ってから学んだことのほうが定着しやすいようですよね♪
みなさんに応援してもらえると、また「やるぞー」の気持ちが充実しまーす!ありがとうございまーっす(^^)
going to とwill 、何度もオンタノで登場しているので、毎回記事を読むたび納得度が高まっていきます♪
理解したつもりでいても、いざ使う時になるとアレ?っと思うことがあったりするので何度も“繰り返し”は大切なことなんですよね。
オンタノにこれなかった最近の事なんですが、久々に新しい教材を購入してみました。
http://deagostini.jp/cde/
動画音声・スクリプト・発音練習付きで、ディクテーションや動画と一緒に読んでみたりなどして使っています。
勉強休んでましたが、今やっっと前の勘が戻ってきて楽しく勧められています。
Welcome back! 初期のころの記事もしっかり覚えていてくださって、私は感激の嵐です(TT)シアワセ〜!
Tammy さんはおしゃべり会話を目指しておられるし、 Ugly Betty なんかもお好きでしたから楽しく英語とつきあえそうな教材と出会えましたね!
>今やっっと前の勘が戻ってきて楽しく
ああああ、それは何よりです、私もウレシイ!コメディで笑いながら、自然で情け容赦ない英語と楽しくおつきあいくださいませね〜(^^)
おかえりなさーい!ハグッ!
とても分かりやすい解説ですね。
ただ、それについてはすでに皆さんがたくさん書かれているので、全く違う部分で共感できた事を。
>高熱になるとなーぜーかいつも見る夢、三輪車に乗って、弾みながら転げ落ちる大岩とともに崖をキコキコキコキコ、こいでいました。
これ、とてもよく分かるんですよ。
実感として。
私も高熱になると必ず見る夢がありまして
それは宇宙空間に巨大なパネル(板)があって、それが数十のパーツから構成されていて……
何故か、私はそのパネルをすべて裏返さないといけないわけです。(爆)
浮遊しながらセッセと移動しつつ、延々その作業を繰り返すわけですが
その任務を遂行して目覚めた後は
(・_・)......ン?
「何かずいぶん楽になってるな〜」って。
治り始めを潜在意識が察知してこんな夢をみるのか
はたまた
重大な任務遂行の報酬として、体が病原菌をやっつけてくれたのか
ナンデヤネン ( ^ o ^ )ノ☆/;^-^)ノ
そのプロセスは分かりませんが
「不思議なこっちゃ」
と毎度毎度思っています。
こんな体験をしていたのは私だけじゃなかったんだなと
嬉しくなってのコメントでしたが
「およびでない?」
「しつれいしました〜」
パタパタε=ε=ε=~~ε( ・д・)3゛
このたびは一刻さんのブログで記事のごリンクをいただき、ありがとうございまーっす!うれしー♪
おまけに、あらまっ!!
その夢はまたものすごーく壮大ですよ、一刻さん!!!
でも、ものすごい任務のドギマギ具合と、私が岩をさけつつキコキコするドギマギ具合はきっと一緒なんでしょうね〜。人間の体って不思議ですよね〜(^^)
熱が下がるときに見る壮大な夢集めでもしてみますか…え?いらない?そりゃ、キビチ〜〜〜ッ(左手で右の耳をキコキコしつつ)
アハハハハ