2007年10月20日

声を出さぬ言葉の存在

皆様ようこそおいでくださいました、
オンタノ英会話管理人のうろこです。

■母音の入らない言葉

Psst!
…なんだそりゃ
  ↑初めてこの音を聞いた時の私のリアクションですが…

とにかくまずは一度、音を聞いてみてください。



一瞬です。
空気の音だけが聞こえるはずです。

何も聞こえなかった方、
ボリュームを上げてもう一度聞いてみてください。

一瞬です。
空気の音だけです。(しつこいって)

そう、一瞬、
雑音としか思えない「空気の音」が聞こえるはずです。

ほんと、日本語に慣れている私たちは
「声(母音)」の入ったものじゃないと、
何かを表現しているもの、として認識しにくいものなんですよねえ。

これ、でも、「声を使わぬ(母音が入らぬ)」、「息の音だけの言葉」です。
書き言葉では登場しませんが、だれかを呼び止めたい、
注意をひきたい時に出す音を文字に起こすとこうなるわけです。

日本語と英語の違いを激しく実感してしまう一言ですが
声を使わぬ音だけの言葉は、日本語では表せないっ…。

スペルは、P と S 二つと T です。この4文字で、
"psst!"

コッソリ何かを教えたいから、呼び止めたい。注意をひきたい。

たとえば「あの人カッコイイワネ!(あの彼女カワイー)」とか思って、
ちょっと、あの人見てみてよ!とその人には気づかれぬよう友人を呼ぶとか
ちょっと、こっち見てみて!とか、
人混みの中で知り合いに、ちょっと、こっちよ、とか、コッチ向いてよ!とか、

こんな時、psst! を使って、相手を呼び止めるわけです。
仲良しの人に使う、ってカンジですかね。

恥を忍んで白状しますと、最初にこの psst! をされたとき、
当時の私にゃサッパリ意味が分かりませんでした。
何か意思表示をしている音とは思えずキッパリ雑音扱いをしていました。

後になって「さっき、あそこで呼んでたのに!」と言われて、
ああぁああぁああぁ!!!そうなのっっっ!!!みたいな(TT)
だいたいのことは、現場では想像が効くものですが、
こりゃーあ、あまりの予想外の音でしたンですよ、ほんと…。


■聞き取りのツボ

さて、この、Psst! 3つの「声ナシ音」でできています。
「声」じゃない言葉って、
日本語にはありませんよね。
猫のフーッも、ヘビのシャーッも、
カタカナで読むと、声がつきますもんね。

…フーッ!もシャーッ!も、
真剣にモノ真似をすると、声は出ませんが、
カタカナにすると、母音がついて声が出る。
ここが日本語。

一方英語は、声を出さない、息だけ、唇と歯先と舌の位置を変化させているだけの「音」、psst!
…しかも P と S と T、3種類の声なし「音」。

…もう、意地悪もほどほどにしてくださいってカンジですが
他の国の言語なのでしかたありませぬ。

声にならぬ音をカタカナにしてしまうと
誤解が生じてしまうので、(これを「プスッ」って書いちゃうと、母音のウが入るので)
ローマ字を一個ずつ分解してみます。

P の音を音楽にしてくれているサイトを見つけました。

P is a consonant, a letter in the alphabet. を繰り返した後、
/p/, /p/, /p/, /p/ と、母音ナシのナマ音を聞かせてくれます。

I saw a pig. It liked to paint. A pretty picture. Of a pickle. /p/, /p/, /p/, /p/ (P Sound)
alphabet. とか、picture. の後は息の音しか聞こえないと思いますが、
唇をくっつけた状態から、息の勢いでプハッと吹き出す。これが P の音です。
幼稚園なんかに行くと、子供たちがみんなで /p/, /p/, /p/, /p/ !とやって、楽しそうだったりします^^

P、唇をくっつけた状態を息で破る、この唇が思い切りはじけるときに作る空気の音のが P の音、
http://letter-sounds.com/consonant-sounds/consonants/letter-p-sound/

S、この、ガス漏れみたいなのが S の音、
http://letter-sounds.com/consonant-sounds/consonants/letter-s-sound/

T、この、上の歯の後ろにおいた舌で、一度せきとめた空気をピっと舌先ではじきだしてやるのが、T の音。
http://letter-sounds.com/consonant-sounds/consonants/letter-t-sound/

なんですが、この T は上の歯の後ろにおいた舌のまま、
はじかないで発音する glottal stop (ッ!という感じの終わり方)で終わらせる人も多いです。
( T の音の暴れっぷりはこちらで→ http://easykaiwa.seesaa.net/article/158190533.html

これを早く、一気に言って psst!

…どうでしょう。
想像つきやすくなりました?

では、もう一度聞いてみましょう。



psst!
思わず口に出してみたくなりませんか?

そんなことやっている暇ないよ!
他に、たくさん覚えることあるし!ていうのが、
学校英語なんですよね。
ホントに、試験のために覚えることたくさんありますから、
仕方ナイといえば、そうなんですけどね。

じゃあ、とりあえずカタカナの、
似たような音で覚えておいてもらって、
次の単語や文法の勉強に進みましょう、
と、なるのが、後々、ナマ英語で使おうとするときにぶつかる悲劇のミナモト…。

たとえば、この、psst!
カタカナにすると、うーん。プスッて書くしかないのかな、
という気はしますが、

カタカナで表したプスッは「声」を使う言語、
「psst」は「空気音」だけの言語、

ここを整理しておかないと、
(カタカナで覚えただけだと)
後で、実際に使おうとすると、
通じないという悲劇が待っているわけなんですね。

「乗り越えなければならぬ試験」が目前にあるならいざ知らず、

道具として言葉を使うには、
やっぱり、口と耳を慣らしていくのが一番です。
急がば回れ。

これを楽しく続けていければ、
ある日、「あれ!?聞こえるよ!」
って驚く自分と出会えます。

これは、体験者としてお約束します♪

hriameita.gif
こんなカンジ…

ってのはさておいて、
結局、慣れ親しんだ母国語以外の言葉がもつ、ええ!というような癖を納得しちゃった方が、
続きの練習がしやすいのです。
ね!(って、だれにっ)

というわけで、ナマ音を確認するのは英英辞典が一番です。
http://www.howjsay.com/mobile.php とか、
http://www.oxforddictionaries.com/us

がお勧めです(^^)

それでは、今回はこれにて。

皆様の毎日が、素敵な日々でありますように。
posted by うろこ on 2007/10/20 | Comment(0) | TrackBack(0) | 無料英会話リスニング・口語を知る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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