2008年03月14日

英語と日本語のリズムの違い「ピアノとバイオリンとシナガ〜ワ」

皆様ようこそおいでくださいました、オンラインで楽しく英会話・オンタノ管理人のうろこです。

さて、以前声を出さぬ言葉の存在というコラムで、
日本語は全部に声を使い、
英語は声に加えて、息の音も使う、というハナシをしました。

今日は、ピアノとバイオリンのお話です。
ン? いえいえ、ご心配なく。日本語と英語のお話の続きです。

前回は、日本語と英語…言葉をつくっている「声や音」についての違いをお話をしましたので、
今回は、リズムの違いについて、触れてみたいと思います。
普段意識はしませんが、日本語の言い方は、一文字一音ですよね。
に・ほ・ん・ご。

だからこそ、俳句だとか、短歌ができるわけですね。
5。7。5。
フルイケヤ…カワズ飛びこむ、池の音。
ぬぉー、この美しい響き!
しっかり区切って言うほど、キッチリ聞こえます。
楽器で例えるなら、一つの鍵盤に一つの音、ピアノとしておきましょうか。

一方、英語の方は、一文字一音には、区切れません。
ぎゅーぅうぅん、と一気にメロディーをかなえるような感じでしゃべっていきます。
楽器で例えるなら、バイオリンみたいに、
一本の弦でスルスルと抑揚をつけていく、といったカンジでしょうか。エレキギターでもいいかな、でも和音が変か(論点がずれるのでバイオリンにしておきます…)

私が生まれて初めて海外に出たとき、
「みんな、歌ってる〜!しゃべっていな〜い!」とおののきましたが、
これは、言語としてのしゃべり方の違い、だったんですね。

逆に、英語圏の人が日本語を話すときには、
不思議な抑揚・アクセントがついてしまい勝ちなのは、よく耳にしますよね。
フジヤマがフジヤ〜マだったり、(フジヤマという言い方がそもそもアレか)
シナガワがシナガ〜ワになったり、
このバイオリン方式に一気に抑揚をつけて、
一文字につき一音ずつ、とハッキリさせないのが、
彼らにとっては馴染みが良いというか、言語的に、
発音しやすいスタイルなんです。

逆に、日本人が英語をしゃべるとき、
私たちがしゃべりやすいのはピアノ方式の「タ・タ・タ・タ・タ」、ですから、
これを、英語圏の人が耳にすると、
知らずのうちに不思議な区切りがついてしまって、
「英語」として認識されないこともあるくらいなんです。

ではここで…
海外に出るときの必需品、
「パスポート」という単語を使って、
日本語と英語の違いについて比べていきましょう。

え?パスポートは英語でしょう?
はい、元々は英単語ですが、
普段使っている通りの発音だと和製英語・日本語版というか、
カタカナ英語になっています。

これを、英語の発音で聞いてみましょう。


お気づきになった方も多いと思いますが、
英語の passport は、
文字ごとには音が区切れません。一気に言い切ってしまう passport、です。

無理にカタカナで書こうとすると、ぱァSぽーぅT…
これって、日本語を母国語に持っている私たちにとっては、どうも収まりが悪くないですか?

ぱ・す・ぽ・−と。「タ・タ・タータ。」、の一文字一音の日本語に対し、
パァSポォT、タアァァ。まるで正義の味方がキックするときの掛け声・汗
一気にメロディーを描くように、語尾の T には母音も力も入りません。
…これが、英語のしゃべり方の特徴です。

全ての音に母音がついている日本語に比べて、
英語の パァSポォT には母音が二回、アとオで書いた部分しかでてきません。(実際の音はカタカナでは表現しにくい)
↑ 私はこの概念を理解するまで、どえらい時間がかかりました。
そっか、母音のくっつかない音があるのか!と納得するまでが大変でした…ぬお〜、脳みそは頑固だ脳(壊

では、音声の後について、声に出して言ってみましょう。

Passport…
やっぱり違和感がありますよね。

最初の音はハッキリとした「パ」じゃなくて、パとぺの中間音みたいだし、
S の発音はスじゃなくて息の音しかしないし、
最後の音はトじゃなくって、T…?
 
カタカナ読みのパスポート。こっちの方が、言いやすいですよね。

でも、実はこの、しゃべりにくさというか、発音のしにくさというか、
なんだか、一文字一音をキチンと発音していないので、
歯切れが悪いような…違和感っていうんでしょうか。

この感じ、これこそがですね、実は、
英語を練習する上でとっても大切になってくるんです。

今まで何年もやってきた
試験勉強や、教科として英語の勉強をしているときは、なにせ試験範囲も期間も限られていますんで
「正しい文法や単語をたくさん覚えること」が重要な目的になりますから、
この気持ち悪さに付き合っているヒマはない!っていういわけで、
カタカナ英語の方が、カリキュラム上は都合のいいこともあるんでしょう。

でも、やっぱり、カタカナ英語は、
コミュニケーションをとる上では邪魔になります。

私は、しつこいようですが、カタカナで覚えていたために
「本当に遠回りをしたぁ〜」という表現がい〜っぱいあります。
これ、すごく悔しい。
知っているのに、表現しているつもりなのに、通じないっ!Oh, 脳ォ〜←殴っていただいてけっこうです

もとい。

ですので、いいにくい、発音しにくい、聞き取りにくい、
これは始めのうちは「当たり前なんだ」ということ…

違う筋肉や神経を使う違う言語なのだから、
始めは違和感を感じて当たり前、いや、むしろ違和感があるのが普通なのだと、開き直ってしまうことが、
もしかすると、一番の近道かもしれません。

なーに、日本語に比べれば、覚えることは少ないです。←私たちが使えるひらがな・カタカナ・漢字の数を思い出してみてください!すごいぞ自分!

ただ(特に)やり始めのうちは、いろいろやらねばならないことが
一気に押し寄せる感じで途方にくれてしまう…という現実問題もあるので、
まずは特徴のある音を覚えて、
そこからしっかり出せるようになればOKなだけです。

たとえば、L と R の違いとか、
F と H とか B と V とか、S と SH とか、
カタカナだと同じ音で出せるものを区分けすること、
これだけで随分通じる度合いが上がってくるんです。
そして、ある程度通じるようになれば、
コミュニケーションを取りながら、相手の助け舟を借りて、道中で直していく。
和気あいあいとしゃべりながら、改善していく、そんなことも可能なワケです。

ですから、少しずつ「音」や「特徴」を整理して、
実際に筋肉を動かしてみて、楽しく練習してまいりましょう!

一人でやっていると「なんでこんなことやってるんだい」と孤独になりがちですが、
ここでいっぱい練習しておくと、会話相手を目の前にしたとき、
度胸の座り方が変わってきます♪
ヨレても休んでも、再び三度とがんばる自分を励まし、ホコリを持ち、道のりを楽しくまいりましょう!

では、最後までおつきあいくださってありがとうございました。
皆様の毎日が、素敵な日々でありますように。
posted by うろこ on 2008/03/14 | Comment(2) | TrackBack(0) | 英語と日本語の違いを納得 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
初コメです。
とても興味深い話です。

2008年03月14日


英語と日本語のリズムの違い「ピアノとバイオリンとシナガ〜ワ」

皆様ようこそおいでくださいました、オンラインで楽しく英会話・オンタノ管理人のうろこです。

さて、以前声を出さぬ言葉の存在というコラムで、
日本語は全部に声を使い、
英語は声に加えて、息の音も使う、というハナシをしました。

ココをクリックしたら削除されていました。
ぜひ、内容を教えてください。
Posted by パクパク at 2012年01月26日 10:41
■パクパクさ〜ん♪
ようこそお越し下さいました!初コメありがとうございます(^^)
リンク先が間違っていたようで、ごめんなさい!
http://easykaiwa.seesaa.net/article/61517078.html
こちらの記事です(^^)
誰かをコッソリ呼ぶときに、チョットチョット…と小声でやるところを、英語では "psst!" という音を出すんですね。(全部声が出ないアルファベットなので、カタカナにはできなくて、サンプル音を記事につけています)
初めのうちはこの声なし音で「ちょっと」って呼びかけられていることが理解できずに、ん?ん?ん?っとなっていたのです(^^)
ありがとうございました!リンク直しておこう…!
Posted by うろこ at 2012年01月26日 12:45
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